Webサイトのコンテンツを充実させることは、SEO(検索エンジン最適化)対策になるとともに、最終目的であるコンバージョン率向上につながるものとして重要な事と言われています。そのためには、顕在化している検索クエリ(検索に使用される言葉群)とその関連する言葉を探すだけでなく、更に潜在化している使用ユーザーの本質的な検索意図を探るというのも重要な検討項目と言えるでしょう。関連する言葉としてまず挙げられるのが「共起語(関連する語)」ではないでしょうか。このほかにも「同義語(登山と山登りなど)」、「類義語(『ホテル』と『旅館』など)」、包含関係を示す「上位語/下位語(『季節』と『春』など)・部位語(『足』など)」、対義関係となる「反義語、反意語、反対語(『大』と『小』、『出席』と『欠席』、『親』と『子』など)」、合成関係を表す「複合語、派生語(『朝日』は『朝』と『日』の複合語、『子供っぽい』は『子供』の派生語など」等が挙げられます。これら一連の関連する言葉は、検索クエリから直接導き出せる語同士の繋ぎともなり、より充実したコンテンツ作りに有効なものとなります。例えば、「自費出版」という合成語のキーワードでは、「自費」と「出版」に分解することで、「自費」については費用や見積などが派生するテーマとして思いつくかもしれません。一方、「出版」の方に目を向けると、対義語に「絶版」があり、ここから絶版の本を探す方法や出版権といったテーマも考えられでしょう。更に、「出版」と「絶版」の中間ともいえる「品切れ」を挙げれば、「再版」というテーマも見えてきたりで、こちらもいろいろ考えられることでしょう。このような「痒いとことに手が届く」細かい配慮がなされているかどうかで最終的に利用ユーザーの心をつかみ、再度訪問してくれるきっかけともなるかもしれません。なお、これらの関連語を調べる無料ツールもいくつか公開されています。有効に活用されてはいかがでしょうか。 |